ピラティス「デッドバグ」で腰痛・ぽっこりお腹を撃退! | マシンピラティス&パーソナルジム ASFiT【医療提携】

ピラティス「デッドバグ」で腰痛・ぽっこりお腹を撃退!

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  • 「ぽっこりお腹をなんとかしたい」
  • 「腰痛予防に良いエクササイズが知りたい!」
  • 「体幹を鍛えたいけどプランクは苦手…」

こんな方におすすめなのが、ピラティスの基本エクササイズの1つ「デッドバグ」です。
一見地味な動きに見えますが、実は体幹強化にはうってつけの奥深いエクササイズ。

そんなデッドバグの正しいやり方から、驚きの効果、よくある間違い、レベル別のバリエーションまで、マシンピラティス&パーソナルジム ASFiT【医療提携】(アスフィット)がご紹介します!

ぽっこりお腹や腰痛にお悩みの方、体幹を鍛えたい方はぜひご覧ください。

デッドバグには嬉しい効果がたくさん!

「デッドバグ(Dead Bug)」とは、直訳すると「死んだ虫」。ユニークな名前ですが、仰向けで手足を動かす様子がひっくり返った虫のように見えることが由来です。

地味に見えるデッドバグですが、継続すると多くの嬉しい効果が期待できますよ。

体幹の強化

デッドバグでは、

  • 腹横筋(天然のコルセットとも呼ばれるインナーマッスル)
  • 腹斜筋(脇腹にある筋肉でひねる動作や体幹の安定性に関わる)
  • 横隔膜(呼吸に関わる筋肉)
  • 腹直筋(シックスパックを作る筋肉)
  • 多裂筋(背骨を支えるインナーマッスル)
  • 骨盤底筋(膀胱や子宮などの内臓を支える筋肉群)
  • 股関節屈筋(股関節を曲げる働きをする筋肉群)

といった体幹の筋肉を効率よく鍛えられます。
体幹が安定すると疲れにくくなってスムーズに動けるようになります。
また、代謝が向上して太りにくい身体になるメリットも。

姿勢の改善

体幹の弱さは、猫背や反り腰など姿勢不良の原因です。デッドバグで鍛えることで体幹が安定し、背骨を正しい位置で支えやすくなるため、姿勢が良くなります。

デスクワークが多い方や高齢者にもおすすめのエクササイズです。

腰痛の予防・改善

腰痛の原因には、腹筋と背筋のアンバランス(腹筋の弱さ)や、体幹の筋力の衰えによる不良姿勢が挙げられます。しかし、腰痛改善のために体幹を鍛えたくても、腰が痛いと通常のトレーニングが難しいことも。

その点、デッドバグは仰向けに寝て行うため、腰を痛めずに腹筋群を鍛えることができます。腰痛の予防や改善には効果的な体幹トレーニングといえるでしょう。

ぽっこりお腹の解消

デッドバグは鍛えるのが難しい腹横筋の強化に適しています。腹横筋は天然のコルセットとも言われていて、鍛えると下垂していた内臓が正しい位置に戻り、内側からお腹周りが引き締まるので、ぽっこりお腹が解消します。

また、排便時の腹圧が高まるため、お通じ改善にもつながりますよ。お腹周りが気になる…という方におすすめです!

運動パフォーマンスの向上

安定した体幹は、スポーツやトレーニングを行う上で非常に重要で、走る、投げる、ジャンプするなど、あらゆる動きの土台となります。鍛えることで日常動作だけでなく、運動パフォーマンスの向上にもつながりますよ。

デッドバグ(基本編)の正しいやり方

まずは、基本となるデッドバグの正しいフォームとやり方を覚えましょう。焦らず、1つ1つの動きを確認しながら行ってくださいね。

スタートポジションの確認

  1. 仰向けになり、両膝を90度に曲げて持ち上げましょう。すねは床と平行にします。これが「テーブルトップポジション」です。
  2. 両腕を天井に向かってまっすぐ伸ばします。手のひらは向き合わせます。
  3. この時、腰が床から浮かないよう、おへそをグッと背骨の方へ引き寄せ、骨盤を少し後傾させましょう。

動作の流れ

  1. 息を大きく吸って準備します。
  2. 息を吐きながら、対角線上になるように、手と足をゆっくりと、遠くに伸ばしていきます。(例:右腕を頭の上に、左足を床に向かって伸ばす)
  3. 息を吸いながら、伸ばした手足をゆっくり元の位置に戻します。
  4. 反対側の手足も同様に動かします。
  5. この左右交互の動きを繰り返しましょう。

左右10回ずつを1セットとして、2〜3セット行うのが目安です。
最初は少ない回数から始め、徐々に増やしていきましょう。大切なのは回数よりもフォームの正確さですよ。

意識すべき重要ポイント

  1. 動きに集中し過ぎて呼吸が止まらないよう気を付けましょう。「吐きながら伸ばし、吸いながら戻す」という呼吸と動きの連動を意識することが大切です。
  2. 動作中は、常に背中を床につけるよう意識しましょう。
  3. 首や肩に力が入らないよう、リラックスして行うことを心がけましょう。
  4. 勢いや反動で動かず、ゆっくり動いて体幹に効かせます。

もし動作中に腰や首などに痛みを感じた場合は、無理せずすぐに中止してください。フォームが間違っている可能性があります。
上手くできない場合は、インストラクターの指導を受けることをおすすめします。

デッドバグはどのくらいやるのが効果的?

デッドバグは筋肉痛がなければ毎日行っても問題ありませんが、週に2〜3回でも効果を実感できます。初心者は週2~3日から、慣れてきたら毎日行うといったように、段階的に頻度を増やすといいでしょう。

ライフスタイルに合わせて、習慣化しやすいタイミングで取り入れてみてくださいね。

まとめ

ピラティスのエクササイズの1つ「デッドバグ」は、

  • 体幹強化
  • 姿勢改善
  • 腰痛予防
  • お腹痩せ
  • 運動パフォーマンス向上

といった嬉しい効果を期待できるエクササイズです。

大切なのは、正しいフォームで行うこと、そしてコツコツ継続すること。焦らず自分のペースで続けていけば、きっと体の変化を感じられるはずです。

安定した体幹としなやかな身体を手に入れ、健康美を作っていきましょう!