30代を超えてから、「なんとなく体が重い」「姿勢が崩れてきた」と感じることはありませんか?
体力や見た目の問題だけでなく、「疲れやすくなった」「腰痛が治らない」といった身体機能の悩みも増えてくるのがこの世代です。
「ジムで体幹を鍛えるべき?それとも流行りのピラティス?」と迷っている方も多いのではないでしょうか?実は、ただ筋肉をつけるだけでは、「疲れにくい体」や「しなやかな体」は手に入らないかもしれません。
身体の悩みを根本から解決するカギは、ピラティスによ「身体の使い方の再教育」にあります。
今回は、混同されがちなピラティスとコアトレーニングの違いと、なぜ大人世代にピラティスが選ばれているのか、その理由を詳しくご紹介します。
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そもそも『体幹』と『コア』はどう違う?
まずは、よく耳にする言葉の意味を整理しておきましょう。
ここを知ると、トレーニングの目的がわかりやすくなります。
- ≪体幹≫
胴体全体のこと。外側の筋肉(アウターマッスル)から内側の筋肉(インナーマッスル)まで全てを含みます。 - ≪コア≫
体幹の深層部にあり、その機能を支える4つのインナーマッスル(腹横筋、多裂筋、骨盤底筋群、横隔膜)の総称です。「コアユニット」「インナーユニット」とも呼ばれます。
一般的なコアトレーニングもピラティスも、「コアユニット」を大切にする点は同じです。しかし、そのアプローチ方法(鍛え方)には違いがあります。
ピラティスとコアトレーニングの決定的な違い
両者の違いは以下の通りです。
- ≪一般的なコアトレーニング(プランクなど)≫
筋肉を「強くする」ことに重点を置く。一定の姿勢をキープして負荷をかけるものが多い。 - ≪ピラティス≫
筋肉を「動かす」「協調させる」ことに重点を置く。コアを正しく使いながら手足を動かすためのトレーニング。
ピラティスが目指すのは、単なる筋力アップではありません。
脳と身体をつなぎ直し、「コアユニットを正しく使いこなせるように身体を再教育する」ことなのです。
その結果、全身の連動性が高まり、「疲れにくい」「痛みにくい」「姿勢が美しい」といった、機能的な体を手に入れることにつながります。
ピラティスだからできる「身体の再教育」とは?
「再教育」と聞くと難しそうですが、要は「脳のアップデート」です。ピラティスを行うことで、体にどのような変化が起こるのでしょうか?
悪い「動きのクセ」を修正できる
猫背や反り腰、片足重心などの癖は、長年の習慣によって脳が「これが楽だ、正しい」と勘違いしている状態です。このまま自己流で筋トレをしても、悪い姿勢の上から筋肉をつけることになりかねません。
ピラティスは、1つ1つの動きを丁寧にコントロールして行うことで、脳に「本来の正しい体の使い方」を再認識させます。単調な運動だけでは直せない「身体の使い方のエラー」を修正できるのが、ピラティスの大きな強みです。
「エロンゲーション(伸長)」でスタイルアップ
ピラティスの大きな特徴に、「エロンゲーション」という意識があります。
これは、動作中に常に背骨を上下に引き伸ばすイメージを持つこと。
この「伸びる力」を使うと、コアユニットが自然とスイッチオンの状態になり、内側から引き締まります。
身体の中心から力が手足までスムーズに伝わるようになり、結果として以下のような変化が期待できるんです。
- 歩き方がしなやかになる
- 立ち姿が凛として見える
- 埋もれていたウエストラインが出てくる
筋トレの効果が出ない原因は身体の使い方にあった?
- 「ダイエットしたくてジムに通っているのに、前ももばかり太くなる」
- 「筋トレすると腰や膝が痛くなる」
今までにこんな経験はありませんか?
これは、身体が目的の筋肉を使えず、別の筋肉や関節で無理やりカバーしようとする「代償動作」が起きているサインかもしれません。
ピラティスは、この間違った身体の使い方を修正するのに適しています。
正しいフォームで効かせたい筋肉を正しく使う技術を学ぶことで、筋トレを行う際の効果が最大化し、怪我のリスク軽減につながります。
ピラティスは、日常動作をスムーズにするだけでなく、運動パフォーマンス向上にも役立つのです。
まとめ
最後に、それぞれの特徴をもう一度まとめましょう。
- コアトレーニング⇒コアの「強化」に重点を置く。
- ピラティス⇒全身の「連動性」と「使い方」を学ぶ。
年齢を重ねる毎に必要となるのは、単なる筋肉の強さや見た目だけでなく「疲れにくい、痛みにくい、しなやかに動く体」という機能美です。
身体機能が向上すれば、日常の動作1つ1つがエクササイズに変わります。何から始めればいいか迷っているなら、まずはピラティスで「身体の正しい使い方」を学んでみませんか?

