寒さが厳しくなると同時に、なぜか増えていく体重。
「年末年始に食べ過ぎたから?」「寒くて動いていないから?」こんな疑問が尽きない方も多いのではないでしょうか。
実は、冬は本来「1年で最も基礎代謝が上がり、痩せやすい季節」なのです。
外気温が低いため、体は体温を維持しようと必死に熱を生み出すからです。
それなのに、なぜ冬太りしてしまうのか?
その原因は、冬特有の「体の使い方の癖」にあるかもしれません。
今回は、見落としがちな冬太りの原因と、それを解消するためのアプローチについて解説します。
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なぜ冬に太る?意外と知らない3つの落とし穴
「冬太り」で検索すると、多くのサイトで「食べ過ぎ」や「運動不足」が挙げられます。
もちろんそれも一因ですが、私たちの体の中で起きている生理的な反応を理解しないと、間違ったダイエットをしてしまうことになります。
あなたは、頑張っているのに報われないダイエットをしていませんか?
①「寒さ」による防衛本能とホルモンバランスの変化
私たちの体には、生き物としての自然な本能が備わっており、寒くなると体は「生命維持モード」に入り、体温を逃さないために皮下脂肪を溜め込もうとする防衛本能が働きます。
また、日照時間が短くなる冬は、幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」の分泌が減少しがち。セロトニン不足は食欲(特に甘いもの!)を増進させることが分かっています。
つまり、冬に甘いものが食べたくなるのは、脳の仕組みとして抗い難い現象なのです。
②水太りしやすい冬の環境
「昨日食べすぎたから、今日は体重が2kg増えてる!」という経験がある方もいますよね。
しかし、その正体は脂肪ではなく「水分(むくみ)」です。
冬は汗をかく機会が減り、水分補給も怠りがち。さらに寒さで血流が悪くなることで、本来排出されるべき水分が滞留しがちです。
この「水太り」を脂肪と勘違いして過度な食事制限をすると、さらに代謝が落ちる悪循環に陥りかねません。
③代謝を低下させる冬の猫背姿勢
寒いからと無意識に肩をすくめ、背中を丸めて歩いている方も多いのではないでしょうか?
この「冬の猫背姿勢」こそが、痩せやすいはずの冬に太る大きな要因でもあります。
実は、脂肪を燃やして熱を生み出すヒーターのような細胞(褐色脂肪細胞)は、肩甲骨の周りに集中しています。
しかし、寒さで背中を丸めて固まってしまうと、このヒーターのスイッチが「OFF」になり、本来上がるはずの代謝機能を低下させてしまうのです。
冬こそマシンピラティスでほぐして鍛えよう!
「代謝が落ちているなら、運動しなきゃ」と、いきなりランニングや激しい筋トレを始めるのは、冬の体には逆効果な場合があります。
寒さでガチガチに固まった筋肉を無理に動かすと、怪我のリスクが高いからです。
そこでおすすめしたいのが、マシンピラティスです。
ガチガチの身体を「ほぐして伸ばす」から代謝アップ
一般的な筋トレが筋肉を「縮める」動きなのに対し、ピラティスは筋肉を「伸ばしながら使う(伸張性収縮)」動きが中心です。イメージとしては、硬くなったゴムをゆっくり引っ張りながら、しなやかに戻すような動きです。
特にマシンピラティスは、専用マシンのバネ(スプリング)が動きをサポートしてくれるため、運動が苦手な方でも、寝ながら無理なく全身をストレッチできます。
縮こまった筋肉が「じわ〜っ」と伸びることで、圧迫されていた血管が解放され、血流が一気に巡り始めます!
インナーマッスルを刺激して冷え知らずの身体を作る
ピラティスでアプローチする深層部の筋肉(インナーマッスル)は、姿勢を維持するための「持久力のある筋肉」。
ここを活性化させることで、安静時(寝ている間やデスクワーク中)でも熱を生み出し続ける体に変化。冷え改善と代謝アップにもつながります。
また、インナーマッスルを鍛えてもムキムキになる心配はなく、体が内側に引き締まり、ほっそりしたボディラインを目指せます。
姿勢改善で見た目が痩せる
冬は厚着をするため、どうしても着膨れして見えがちです。
しかし、マシンピラティスで姿勢をリセットするだけで、実際の体重が変わらなくても、ウエストのくびれや首の長さが変わるといった「見た目痩せ」が叶います。
体重の数字を減らすことよりも、姿勢を整えることのほうが、スタイルアップへの近道なのです!

今すぐできる!冬の猫背を撃退するピラティスエクササイズ3選
マシンピラティスがおすすめとはいえ、誰もがスタジオに通えるわけではないですよね。
というわけで今回は、寒さで縮こまった体をほぐすための、自宅でできる簡単ピラティスエクササイズ3選をご紹介します!
※痛みのない範囲で行っていきましょう。
ロールダウン
背骨を1つ1つ丸めながら動かして柔軟性を高めると同時に、体幹も強化するエクササイズです。猫背などで固まりがちな背中をほぐしていきましょう!
≪やり方≫
- 脚を腰幅に開いて立ちます。肩の力を抜き、横から見たときに「耳・肩・骨盤・膝・くるぶし」が一直線上に並ぶよう姿勢を正しましょう。
- 息を吐きながら、顎を軽く引き、頭、首、胸椎と、背骨を上から1つ1つ丸めながら、上半身を前屈させていきます。
- おへそを背中側に引き込み、腰椎まで丸めて、体が「Cの字」になるように深く前屈します。
- 可能な深さまで行ったら、体の力を抜き、数秒間リラックスします。
- 息を吸いながら、お腹の力を使い、骨盤を立て直すように腰の骨から1つ1つ積み上げるイメージでゆっくりと体を起こします。
- この動作を3~5回を目安にゆっくり繰り返しましょう。
スワン
丸まりがちな背中の上部(胸椎)を大きく反らせることで、猫背を改善し、胸を開いた美しい姿勢を取り戻す助けになるエクササイズです。
寒さで縮こまった胸を伸ばしていきましょう。
≪やり方≫
- うつ伏せになり、両手を肩の真下に置いて脇をしめます。
- 脚は股関節幅に開き、つま先を伸ばします。
- 息を吸いながら両手でマットを斜め前に押して、上体を反らします。この時、お腹に力を入れ、胸椎を伸ばすことを意識し、腰が反らないよう注意しましょう。
- 息を吐きながら元の位置に戻します。
- この動作を8回を目安に行いましょう。
ブックオープナー
胸を大きく開き、背骨をひねることで、肩甲骨周りから肋骨にかけての筋肉を解放し、可動域を広げます。肩甲骨まわりの筋肉を刺激して、脂肪燃焼スイッチをONにしましょう!
≪やり方≫
- 横向きで寝たら、両膝を揃えてくの字に曲げましょう。
- 両手を合わせて前に伸ばします。
- 息を吸いながら、本を開くように上側の手を持ち上げて後ろまで伸ばします。膝は合わせたまま、指先を目で追いながら行うのがポイントです。
- 息を吐きながら元の位置に戻します。
- この動きを、左右各8回を目安にゆっくり繰り返しましょう。
冬太りを知らない快適なカラダづくりを目指そう!
冬太りの原因は、単なる食べ過ぎや運動不足だけでなく、寒さによる「姿勢の崩れ」と「巡りの悪さ」にもあります。
無理な食事制限や、寒空の下での辛い運動は必要ありません。
まずは、寒さで縮こまったその背中を、ピラティスで気持ちよく伸ばしてあげましょう!
アスフィットはマシンピラティスとパーソナルトレーニングを組み合わせ、身体の内側から整えていけるパーソナルジム・スタジオです。個室マンツーマン指導なので初心者も安心!
- 「毎年冬太りに悩んでいる」
- 「冷え性で夕方になると脚がパンパンにむくむ…」
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