ピラティスにはさまざまなマシンが使われます。バレルもその中の1つで、道具の中では比較的コンパクト。
この道具を使うことでどんな効果が得られるのか、あまりご存知でない方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、
- バレルを使うことでどのような効果が促されるのか?
- 自宅で使うのにおすすめのバレルはあるのか?
- バレル購入orレッスンのどちらが良いのか?
について、マシンピラティス&パーソナルジム ASFiT【医療提携】(アスフィット)がご紹介します!
自宅でバレルを使いたいと考えている方や、ピラティス初心者はぜひ参考にしてください。

ピラティスバレルの種類
ピラティスバレルは、創始者のジョセフ・H・ピラティス氏が酒樽に着想を得て作ったのが始まりと言われています。
背骨をあらゆる方向に動かして柔軟性を高め、正しい位置に調整するためのマシンで、側屈の動きによるアプローチは特に効果的。
このバレルには3種類あり、それぞれ難易度や特徴が異なります。まずはその違いを紹介していきましょう!
アークバレル

アーク(弧を描いた)という名のとおり、ゆるやかなアーチ状の形状をしています。
他のバレルと比べてカーブがゆるやかなので、初心者や身体の硬い人にも適していますよ。
背骨の柔軟性を高めるエクササイズができ、体幹強化や腹筋運動などにも使用されます。
バレルの中では一番小さいので、持ち運びしやすいのも特徴です。
スパインコレクター

アークバレルよりアーチが大きい、くじらのような形状のバレルです。
中級者以上向けの道具です。
- スパイン(背骨)
- コレクター(矯正)
という名のとおり、背骨を正しい位置に調整し、全身を強化するのに効果的です。
くじらの尾の部分はステップ台と呼ばれ、股関節へのアプローチにも使える優れもの。
デスクワークでの疲労軽減にも適しています。
ラダーバレル

手足を置けるはしご(ラダー)とアーチ状の樽(バレル)が組み合わさった形状をしています。これも中級者以上向けのマシンです。
身体の接地面が少なく、バランス感覚を必要とするため、身体のコントロール力を高めるのに適しています。
体格や目的に合わせてはしご部分の高さを調整でき、はしご部分と樽部分は前後にスライドさせて距離を調整できます。
立って行うエクササイズもでき、ダイナミックな動きを可能にします。
ピラティスバレルを使うことで促される効果
続いて、ピラティスバレルを使用することで促される4つの効果を見ていきましょう。
背骨の柔軟性を高めて姿勢改善に導く
バレルを使用することで前後左右や回旋といった機能的な背骨の動きを取り入れられるため、柔軟性を高め、筋肉バランスを整えるのに効果的です。
可動域が広がることで猫背や反り腰などの改善につながり、正しい姿勢へと導きます。
体幹やバランス感覚の強化
不安定なバレル上でのエクササイズにより、体幹の筋肉を効果的に鍛え、バランス感覚を養って身体の安定性向上を促します。
正しい姿勢を促すだけでなく、日常生活の動作やスポーツパフォーマンス向上にも効果的ですよ。
浅い呼吸の改善を促す
背骨を猫背で縮こまった胸を開き、肩甲骨の可動域を高めるのに適しているため、浅い呼吸の改善に効果的です。
深い呼吸は自律神経を整え、心身のリラックスを促す効果も。
体の使い方の意識が向上
バレル上でのエクササイズにより、普段は意識しにくい身体のコントロールへの意識が高まります。
身体を正しく使えるようになることでピラティスの効果を最大限引き出せるように。
バレルの購入orレッスンに通うならどちらがいい?
ピラティス初心者であれば、正しいフォームを習得するためにも、まずはレッスンに通うのがおすすめです。
バレルは難易度が高く、正しく使うにはそれなりの経験が必要。
間違ったフォームで行うとケガをする可能性もあるため、指導を受けておいたほうがいいでしょう。
また、比較的コンパクトな道具ですが、設置にはそれなりにスペースをとります。
続かなかった時の処分にも困るでしょう。
したがって、バレル購入はある程度ピラティスの経験があり、自分で正しい動きができて、自宅でもエクササイズしたい方におすすめです。
自宅で使うのにおすすめのバレルは?
通販サイトでは安価なバレルも多いです。
しかし、体を預ける道具であること、長く使うことを考えると、品質やサポート対応がしっかりしているものを選んだほうが安心でしょう。
そこでおすすめなのが、日本の会社であるサンテプラス株式会社の「フレックスバレル®(くじら型)」です。
スパインコレクターの進化形として開発され、ピラティススタジオでの導入事例も多数。
ピラティスだけでなく、ストレッチやトレーニングにも活用できます。
ホームページの「使い方」には、動画や画像でわかりやすく活用法も紹介されているので、ご覧になってみてください。
フレックスクッション&フレックスバレル公式サイト by サンテプラス
まとめ
最後に、記事の内容を簡単に振り返ってみましょう。
- バレルにはアークバレル、スパインコレクター、ラダーバレルと3種類が存在し、それぞれ特徴や難易度が異なる
- ピラティスバレルは、背骨の柔軟性向上、体幹強化、バランス感覚の向上、呼吸改善、身体の使い方の意識向上など、ピラティスの多様な効果を促す
- 自宅でのバレル使用は、品質と安全性を考慮し、信頼できる製品を選ぶことが重要
- ピラティス初心者には、正しいフォーム習得のためにまずはレッスン受講がおすすめ
- バレル購入は、ピラティス経験者が自宅でもエクササイズする場合に適している
あなたのピラティスライフが、より豊かで充実したものとなりますように!
